島香房の2025年を、お客様から届いたメッセージやレビューとともに振り返ります。自社栽培・抽出・化粧品製造まで一貫生産で届けた香りの記録。

年末が近づいても、工房はまだ蒸気と香りに満ちています。柑橘の最盛期は続き、石鹸の仕込みや柑橘の蒸留作業は年内ギリギリまで。一息つく間もなく作業に追われる日々の合間に、ふと立ち止まってお客様から届いた言葉を読み返す──そんな時間が、今年を振り返る大切な瞬間になっています。
一年の終わりに行う大掃除や瓶の整理は、単なる作業ではなく、この一年を静かに見つめ直す時間でもあります。今日は、2025年に島香房へ寄せられたお客様の声を通して、この一年を振り返ってみたいと思います。
お客様の声は、もう一つの原料
島香房では、原料の栽培から精油の抽出、成分確認、処方設計、そして化粧品製造までを自社で行っています。しかし、それと同じくらい大切にしているのが、お客様から届く声です。
レビューやお手紙、店頭での何気ない一言。それらは次の製品づくりや、香りの方向性を考えるうえで欠かせない「もう一つの原料」だと感じています。
「香りで深呼吸できた」— 精油に寄せられた声
「フタを開けた瞬間、ふっと肩の力が抜けました。
夜、ティッシュに一滴垂らして深呼吸するのが日課です。」

ベルガモットや柚子、伊予柑など、島香房の精油に多く寄せられるのが「深呼吸」という言葉です。
香りは目に見えませんが、確かに暮らしの中で役割を果たしている—そんな実感をいただくたび、蒸留という仕事の重みを再確認します。
「肌が落ち着いた」— フェイスケア・石鹸のレビュー
「季節の変わり目でも、肌がゆらぎにくくなりました。」
「洗い上がりがやさしくて、香りも強すぎないのが嬉しいです。」

島香房のスキンケアや石鹸は、即効性よりも「毎日使えること」「続けられること」を大切にしています。
原料の選定から抽出方法、処方設計まで自社で行うことで、香りと肌あたりのバランスを細かく調整できるのは、小さな工房ならではの強みです。
持ち歩ける香りが嬉しい」— 練り香水バームについて
「香水ほど強くなく、でもちゃんと香る。
仕事の合間に手首につけるのが楽しみです。」

練り香水バームは、「さりげなく香りを楽しみたい」という声から生まれた製品です。
指先で少量を取り、手首やこめかみにのばすだけ。時間とともにやわらかく変化する香りは、精油そのものの質があってこそ成立します。
こうした使い方には、当社の「ベルガモット配合バーム」がよく合います。→ ベルガモット配合バームを見る
声が、次の一年をつくっていく
いただいた声を読み返していると、製品そのものだけでなく、
「贈り物に選んだ理由」
「日常の中で使われている場面」
が浮かび上がってきます。
それらは、次にどんな香りを蒸留し、どんな形で届けるかを考えるための大切なヒントです。
一貫生産という選択
島香房では、原料の栽培から精油の抽出、成分確認、処方設計、そして化粧品製造までを自社で行っています。
手間はかかりますが、その分、香りの背景や安全性を自分たちの言葉で説明できることが、何よりの安心につながっています。

おわりに:香りの先にいる人へ
2025年も、多くの方に島香房の香りを手に取っていただき、ありがとうございました。
いただいた言葉一つひとつが、工房の中で静かに積み重なっています。
年内は12月30日まで、蒸留と仕込みが続きますが、お正月はしっかり休みます。
来年もまた、香りを通して、皆さまの暮らしにそっと寄り添える存在でありたいと思います。
どうぞ、よい年末年始をお過ごしください。

