蒸留とは香りを取り出す技術である前に、誰かの暮らしに価値を届けるための手段。島香房が大切にする「接点 → 訴求 → デザイン → 製品 → 技術」の順番から、小さな蒸留所の蒸留と商品開発について考えます。

蒸留とは香りを取り出す技術ではなく、暮らしの時間を香りに移す営みなのかもしれません
精油抽出というと、まず技術の話になりがちです。
圧搾か、水蒸気蒸留か。
常圧か、減圧か。
材質はステンレスか、銅か、ガラスか。
もちろん、それらは大切です。
けれど島香房では、蒸留を考えるとき、少し違う順番で考えています。
なぜなら、私たちにとって蒸留は単なる抽出技術ではなく、商品開発の一部だからです。
前回の「商品開発の前に整理する自分のポジショニング」では、
商売志向 ⇄ 趣味・ライフワーク志向
という視点について書きました。
今回は、その続きです。
島香房では商売としての蒸留、いわゆる商業蒸留を続けながら、実際に使ってくださる方々の声と向き合ってきました。
その中で改めて感じるのは、
「どんな蒸留器を使うか」
よりも先に、
「誰のどんな時間に寄り添いたいのか」
を考えることの大切さです。
そして、この考え方は島香房が大切にしている
接点 → 訴求 → デザイン → 製品 → 技術
という商品開発の順番にもつながっています。
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