ベルガモット ── 島香房の畑から精油、練り香水まで

島香房が自社栽培したベルガモットの果皮から抽出した精油の特徴と抽出法、一貫生産ならではの品質管理、そして練り香水バームなどの使い方をお伝えします。

イタリア原産柑橘の甘さとほろ苦さ、島の香りを手元に

肌寒さを感じる季節、緑色から黄色に移り変わるグラデーションが鮮やかに。どこか甘くて少しほろ苦い香りがしてきます。柑橘の香りのなかでも、ベルガモットはその「ほろ苦さ」と「柔らかな甘さ」が同居する、少しだけ大人の香りです。今日は、島香房が自社で育て、抽出し、最後は化粧品に仕立ててお届けしているベルガモットについて、畑のこと、抽出のこと、安全性、そしておすすめの楽しみ方まで、お話しします。

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蒸留の舞台裏 — 香りが生まれる瞬間のこと

蒸留の基本と島香房の少量生産で起きる微細な変化、現場での五感の観察について。蒸留が「香りという記憶」をどう閉じ込めるのかを、蒸留当日の空気や手順とともに綴ります。

朝早く、工房の窓から差し込む光が蒸留器の金属面に反射するとき、「今日はどんな香りかな?」と胸を躍らせます。蒸留とは、ただ精油を取り出す作業ではありません。植物が持つ一瞬の表情を見逃さず、瓶に閉じ込めるための“時間の仕事”です。今回は、島香房の蒸留の舞台裏を、できるだけわかりやすくご紹介します。

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島香房が大切にしていること──柑橘の香りと、ものづくりの背景

12月に入り、冷え込みがだいぶ深まってきました。
空気が澄んでくるこの季節は、香りをより鮮明に感じられる時期でもあります。
ふとした瞬間に精油のボトルを開けると、どこか懐かしい記憶が広がり、心がゆるむ——そんな体験が増えてくる頃ではないでしょうか。

今日は、実ははじめてのブログ。島香房が日々のものづくりで大切にしていることを、少しゆっくりと綴ってみようと思います。
初めての方にも、長く愛用してくださっている方にも、「島香房の香りってどう生まれているの?」という背景を、少しでも感じていただけたら嬉しいです。

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